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プラント
2024.05.29
日本国内には、1980年代までに建設された公共施設が数えきれないほど存在し、近年その多くの施設が耐用年数による更新時期を迎えています。
インフラ設備の一つであるごみ処理施設も例外ではありません。そのごみ処理施設にて当社が携わった設備改修工事での活用事例を紹介します。
建設から長い時間が経過している施設は、度重なる改修工事によって現在の姿が正しく図面として残っていないことも少なくありません。
設備の更新を検討する材料が不足しているだけでなく、施設の全体像を把握することさえ困難な場面もあります。
また、ごみ処理施設においては以下のような課題を抱えていることもあります。
これらの問題を解決するのが3Dレーザースキャナーでの計測による点群データの作成です。
点群データは、計測器から射出されたレーザーがあたった箇所を点として記憶し、その記憶したデータの集合体です。
「実物を実寸通りに再現したデータ」と言えます。
そのため、点群データを作成すれば、階をまたいだ設備全体の把握、配管の接続先の確認、寸法計測など様々なことがPC上でできるようになります。
データを関係者間で共有すれば、現場に行けない人にも状況を視覚的に伝えることができます。
3Dレーザースキャナーによる計測は、設備の運転を止めることなく実施でき、高所までレーザーが届くので足場を組む必要もありません。
手計測よりも安全かつ短期間で現場調査を進めることができるため、既設物の現状把握にとても役に立ちます。
ごみ処理施設のように建造物の規模が大きいほど、これらのメリットはより大きくなります。
点群データ内には3Dモデルをインポートすることもできるため、新たな設備の設置検討や通路幅の確保、撤去物の運搬ルート検討など活用方法は無数に存在します。
当社では点群データを用いた業務を数多く行っており、お客様のお悩みに合わせた提案を行っています。
「点群データが使えそうだけど、どう活用すればいいかわからない…」「まだ予定はないけどどんなことができるのか知りたい」といったご相談にも対応致しますので、お気軽にご連絡ください。
「現在抱えている問題を点群データの活用によって解決できるのか知りたい」
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