Technology
空調
2024.05.29
商業施設や公共施設などの大型空調機器を設置している施設は、設備の保全や改修が広範囲にわたります。
照明器具や消防設備との干渉を避けながら工事計画を検討する必要があり、空調設備だけの情報があっても工事は進められません。
当社では、こういった様々な設備状況を考慮した工事計画の検討方法をご提案しています。
天井に設置された空調機器や照明、点検口を手で計測しようとすると、大きな脚立や足場が必要となりますが、3Dレーザースキャナーによる計測であれば、そういった準備が一切不要です。
工事対象となるエリアすべての点群データを取得し、実態に合わせて関連設備をすべて3Dモデル化すれば設備の位置、ダクトのルート、室外機への接続などをわかりやすく可視化できます。また、壁や柱、設備同士の離隔距離も簡単に把握できるようになるため、新規設備のルート検討や干渉回避に大きく役立ちます。
作成した3Dモデルを使って天井伏図をおこせば、改修前の状態を図面に残すことができます。
改修内容を図面に反映すれば、紙面でも工事内容を管理することが可能です。
また、工事計画における部材の手配や関係者間での情報共有に活用することで、認識の齟齬を防ぎ、工事を円滑に進める助けになります。